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不夜城とも称されるNYすら眠りに就こうとする某日深夜。我々は某バイオリニストの奇妙な行動を目撃した。情報によれば翌朝は6時にはNYを離れるという状況にも関わらず、同宿のメンバーたちが寝静まるのを待ちかねたように彼は寒風吹きすさぶダウンタウンに飛び出していく。
| あたりをはばかる様にタクシーを待っている。一瞬我々に気づいたような動きもあったが、かまってはいられない、というような様子だ。
| その後の情報では若者の集まるクラブ（おねいさんのいるクラブではなく、ディスコの事）にて「THIS IS JAPANESE FUND ! THIS IS JAPANESE FUND !」と叫ぶ彼の右手には、渋谷区発行の地域振興券が握られていた、との話もある。これにはジュリアーニNY市長も苦笑。まったくもって不可解な話ではあるが、いかがなものだろうか。 |