今夜は今回のライヴのブッキング等でお世話になったTada氏の引越ししたてのお家にお泊まり。とりあえず33丁目のホテルをチェックアウトして余計な荷物を倉庫に入れ、身軽にしたのち飯
お目当てはチャイナタウンの中にあるBANG レストランというベトナム屋さん。数年前に火事で焼けてしまい、昨年来た時も閉まったままでがっかりしてたのだけど、ようやく再開。ビーフのスープに入った米粉麺がヂツにあっさりしていてけっこう〜。生のミント葉とモヤシが付いてくるので熱い麺に入れていただくのだ。こうやって書きながら、また食べたくなるのだ。トッピングは牛肉と内臓系がいろいろあるんだけど極薄切りなので、どれを頼んでも違いは良くわからないのね。内臓の類が苦手な人もたぶん平気。ここが切っ掛けで好きになったという声もありまする。あ、生春巻き喰い忘れた〜!

Tada氏の新居はL線に乗ってマンハッタンを出て10駅目のHalseyという所。御当人いわく東京ならば経堂って感じらしい。そおかなあ、大阪ならば富田林だと思うのだが...@意味無し。まあ、この辺りにはマンハッタンの喧噪なんざナニも伝わって来ないノンビリした郊外っす。


駅からTada家へ向かう道&背中に哀愁をただよわせつつ駅へ向かう氏

90年代にアメリカの景気の復活とともにイロイロ生活状況も変わったようで不動産も御多分にもれず。それまで"マンハッタンなのに"妙に安かった家賃を是正する為に法律が変わって貸し主に有利になった、つうか"マンハッタン"なりの値段に=更新しようとすると一気に三倍くらいになっちゃったりする事態に。そうなるとアーティスト系なんざはヤッテらんないので安い地域へ移住。かつては倉庫街だったSOHOが開発されたのも同じ状況からだったのだけど、いまやマンハッタンを出てBrooklynへ移動。彼の地がギャラリーや音楽で賑わいはじめている

とりあえず荷物を置かせてもらって、氏の用事に付き合ってお出かけ。マンハッタン手前のBedfordのドラムショップへ部品買い。ΩはすっかりTAMA drum様におんぶにだっこなので楽器上の苦労は何も無いのだけど、『部品頼んで、明日届くと言って結局一週間ぢゃん。でもって間違ったのが届いて再注文ぢゃん。なのに今度は不良品だったりするわけよお、、』とお嘆きの貴兄であった

Union Squareの近所の音楽スタジオへ。前回来た時にここで録音して遊んだりしたんだけど、上記の理由で明後日には閉鎖の憂き目に。様々な機材が外され転がされ寂しい状況。まあ、スタジオの稼働率が良ければ続けられたのかもしれないけど、デジタル化でもって録音スタジオの必要性が減って来たのも一因。たまには音楽界の話でも...
よくテレビなどでアーティストの録音風景が映ると、間違いなくガラスの向こうでヘッドフォンを被った歌手とツマミやフェイダーが一杯並んだミキサー卓を前にした関係者という図がありますわな。テープが回ってたりしますわな。でも、いまやナニかのこだわりが無い限りコンピューターのハードディスクに直で音を取り込み、音の加工やmixもパソコンでやってしまうので巨大なミキサー卓なぞ無用の長物。(家庭でのテレビ録画もVHSからハードディスクやDVDになってテープレスになって来ているのと同じ。お、今まさにTVでSONYのDVDカメラのCMが!)プロ現場ではWindowsの出番はほぼ無く、Macintoshの独壇場。早くからパソ・ベースの音楽創りに取り組んで来た歴史のおかげ。なもんで、最近はほとんどの作業は自宅でもできちゃうのでスタジオ経営は厳しいというわけ。これは日本にも共通の御時世

こだわりのあったTada氏は自分の作品をアナログ・テープに残していたのでそれを引き取り。ところが、こだわり中のこだわりである旧型機のテープは幅5cm直径30cm。これが三本@雨の中

移動も大変なので、近所にあったタイ・レストランでトムヤンなど喰い、差し入れにワイン4本買って再びL線。乾杯しつつダベりつつ就寝

ワインはアタリ!