爺さんの家族を訪問

家は自分達で建てるんですと。鉄筋立てて、ブロック積んでいって、毎日毎日コツコツとやるんだと。でも考えてみりゃNYに住んでる連中だってアパートの壁の補修やペンキ塗りなんて自分達で好きにやってるわな。なんで我々ってやらんのだろう。それは日本の賃貸の仕組みがとても変わってるからですねイ。好き勝手に住めないんですねイ。画鋲の跡一つでいろいろ言われるんですから、たまらんのですねイ。チェッ

前夜はワナにかかった野ねずみも焚き火で直焼きにしていただいたのだけど、この一家のお嬢ちゃんが、その喰っちゃった野ねずみと同じやつをペットとして飼っていて、ニコニコしながら愛おしそうに抱いて撫でていた。確かに可愛いので、とても困った。でももっと困ったのは、帰国後に地下鉄に乗ってたら隣の女性が「Hanako」のペット特集を読んでいて、『犬猫よりも手がかからないので人気上昇中』ってな感じでウサギやハムスターのような小動物達が紹介されていた。私には「味」しか思い浮かばなかった。椅子と机以外の四つ足は全て喰うという中国人伝説に一歩近付いたような気がいたしました。

この日はホントにほのぼのとした、何ごともない凡々な日でしたねえ。小学校訪問したり、家庭訪問したり、またもやクスクス喰ったり。(でも家庭でいただくクスクスは母の味って感じなのね、やっぱ)フミヤも言ってたけど、たしかに私なんかが子供の頃の日本の風景に似てたかも。家長がいて、子供達がいて、爺さん婆さん大切にされて。爺さんは頑固に独りで遊牧してるけど、彼がいると子供達は何も発言権無いのよねえ。爺さんの前ではきちんとした良い子でないといけないらしい。結局少年達のハラのウチは聞けないまんまで終わってしまい、それはそれで「どおかな」って感じなんだけど、個人の自由を履き違えて単なる身勝手団になりつつある某国の御家庭像とどちらがお好き?衛藤家はチュニジア風だったなあ。父には今でも敬語、、、、、それも変わってるか、、、

街では最新の現地ミュウヂックをカセットで何本か購入。やはり濃い〜イ音楽です。でも演歌にも聴こえるんだなあ。やっぱユーラシア圏って広いなあ。

今回の旅でいろんなものを飲み食いいたしましたが、一口目は主役のフミヤ氏にきちんと譲りました。礼儀正しいなあ、私って。。。逆毒味?いやいや、そんな。。。そういえば前夜の野ねずみ(といってもモルモットみたいな動物なんだけど)のバーベキューを暗闇で一切れ手渡されて口に入れたら、それはレバーだった。しかもけっこうレア。すこ〜〜〜しだけビビった事は告白いたします。味は、、、やっぱレバーよ、レバー。

The Day 5 終了。

つぎ!